「生命のバトンタッチ」をすれば、もっと優しい社会になるはず。≪神戸市兵庫区 尼嵜 領一様≫
平成25年1月4日に父は市民病院にて78歳で天国へ行きました。父は、とても優しく、面倒見の良い人でした。母を愛し、僕といもうと兄弟3人を愛情持っていつも笑顔で冗談話をする人でした。
父が生前よく言っていたことがあります!「俺が死んだら、目でも耳でも腎臓でも肝臓どこでもええから使えるところは使ってもええで!俺は死んでいるねんから何も思わないし、痛くもない!困っている人がいたら、おれのんでよかったら使ってほしい!」この言葉を思い出し、市民病院の先生に相談したところ、「眼の角膜の提供が出来る。」と言っていましたので、僕は、迷わず父の目を兵庫アイバンクに提供することを決意致しました。そして、コーディネーターの渡邉さんに来て頂き、眼球提供をしました。渡邉さんは仏様になった父に、大きな声で「黙祷!」と言い、合唱してくれました。僕はあの時の風景を今でも忘れません!大変感謝しています。
無事に父の眼球は摘出され、義眼を入れて頂きました。
本当に父の顔は仏様のように美しい顔と姿でもありました。
人は必ず死がきます。その時自分の体の一部でも今困っている人がいれば、「生命のバトンタッチ」をすれば、もっと優しい社会、もっと人間らしく終われると私は思っています!このことをもっと多くの人に知って頂きたいのと協力をしてほしいと心から思っています。
僕も、車やバイクをよく乗るので、是非生命の終わりが来たのなら、使える臓器、目など使える所は、次の方へと「生命のバトンタッチ」をしたいと思います!またそこで人の役に立てることを人としての誇りと考えています!
天国のお父さんへ
「あなたの目は次の方の役に立っているよ!
立派だよ!本当の優しさを見せてもらったヨ!ありがとう!」
僕も、自分の命に何かあれば一緒のことするからね!
合掌!